令和4年3月14日月曜日、国税庁のシステムに障害が発生して電子申告ができないトラブルが起きました。翌日15日、申告所得税の申告期限であり最終日も調子はよくないようです。この記事は15日の14時過ぎに書いています。
障害の原因はまだ突き止めていないそうですが、サイバー攻撃ではないと。原因がわからないのにサイバー攻撃ではないと言い切っているのも怪しいところです。
これだから、電子申告は信頼できない、書面の提出が一番、とは、私は考えません。むしろ問題なのは原因を速やかに突き止めるとか、迅速に対応して解決するとか、が重要でしょう。
サイバー攻撃の可能性も捨てきれませんが、ただ、もっばら考えられるのは期限ギリギリの週明け月曜日でアクセスが集中してパンクしたというのが結論でしょう。
システムの設計上アクセスのボリュームを見積もるのは大変難しいところで、予算が無限大にあればいいのです。そうはいかないのでこのようなトラブルが発生してしまう、いわば不可抗力の部分もあります。
であるからして、トラブル発生は想定内、原因究明と対策をどうするか、が重要です。
利用する側も、このようなトラブルを想定して、早期申告するのが一番です。
そう言っては元も子もないですね。国税庁は明日以降、電子申告できなかった理由を付記して申告すれば期限内申告として扱うとするようですが、具体的な手続きをよく確認して対応しましょう。